次回(第102回)企業法務研究会は、令和2年1月16日(木曜日)(午後6時~午後7時まで)に加藤&パートナーズ法律事務所にて開催いたします。
研究課題:「パワハラ指針及びセクハラ指針に対する対応」
発表者:加藤&パートナーズ法律事務所・所属弁護士
目的:
本年5月29日の参議院本会議において、企業にパワハラ防止措置を義務付ける女性活躍・ハラスメント規制法案が可決し、同法が成立しました。
これを受けて、厚生労働省の労働政策審議会の分科会では、いわゆるパワハラ防止措置等の指針の策定が進められており、かかる指針については現在(本年12月18日)パブリックコメントに付されており、パブリックコメントの結果を踏まえて、年内をめどに最終決定がなされる予定となっています。
当該指針では、パワハラの類型化が行われるとともに、パワハラに該当するものとしないものが例を挙げて記載されており、これについては様々な意見もあるところですが、企業としては、当該指針を参考として、実際にパワハラ対策を行っていく必要があります。
また、いわゆるセクハラ指針についても現在パブリックコメントに付されており、改正が予定されています。
パワハラ・セクハラ問題は、どのような企業でも起こりうるものであるため、今回の研究では、指針の重要なポイントをご紹介したうえで、企業側の取るべき対応について研究します。