神戸製鋼所は,10月8日,アルミ製品や銅製品につき,顧客との間で取り交わした製品仕様に適合していない一部の製品に関し,検査証明書のデータの書き換え等を行うことにより,当該仕様に適合するものとして出荷していたことを公表しました。管理職を含む数十人がデータの改ざんに関与していたことも判明しており,同社は,組織ぐるみでこのような改ざん行為が行われていたことを認めています。10月10日には,新たに鉄粉についても同様のデータ改ざん行為が行われていたことも判明しました。
さらに,10月11日には,これらの検査データの改ざんが,材料分析などを手掛ける同社の子会社により行われていたことも判明しています。
神戸製鋼所では,昨年,グループ会社でばね用ステンレス鋼線の強度を偽って出荷していた不祥事が発覚したところです。