自動車部品メーカーのタカタは,8月9日,米デラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法15条の適用を申請しました。目的は,タカタ製欠陥エアバッグを巡って起こされている訴訟の停止とみられています。また,同社の米国法人TKホールディングスは,欠陥エアバッグで負傷した米国の被害者が起こした,自動車メーカーに対する訴訟の差し止めを連邦裁判所に要請しています。
欠陥エアバッグ問題を巡っては,タカタは今年6月,民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請し,受理されています。また,TKホールディングスもデラウェア州連邦破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請し,これに伴い,事故による死傷,経済損失,消費者保護法違反を根拠とする同社に対する訴訟は自動的に停止されています。
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