消費者庁は,6月7日,許可条件を満たさない商品を特定保健用食品(トクホ)として販売したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして,通販会社「日本サプリメント」に対し,5471万円の課徴金納付命令を出しました。
消費者庁によると,同社は2011年8月以降,「ペプチドエースつぶタイプ」など2商品で,トクホと表示するために必要な有効成分の検査をしておらず,2014年には,有効成分が特定できないことも分かり,トクホの要件を満たしていなかったが表示を続けていたとのことです。消費者庁は昨年9月,制度開始以来初めてトクホとしての販売許可を取り消し,本年2月には,景表法に基づき再発防止を求める措置命令も出しています。