性犯罪を厳罰化する改正刑法が,6月8日,衆院本会議で修正可決され,6月16日,参院本会議にて全会一致で可決し,成立しました。本年7月13日に施行される見込みです。性犯罪に関する規定の抜本改正は,1907年の刑法制定以来初めてとなります。
被害者を女性に限っていた「強姦罪」「準強姦罪」を廃止し,男性も対象に含める「強制性交等罪」「準強制性交等罪」を新設し,法定刑の下限も引き上げられます。また,これらの罪は被害者の告訴がなければ起訴ができなかったところ,告訴がなくとも起訴できるよう,親告罪の規定が削除されます。