消費者庁は,2月14日,日本サプリメントが販売していた特定保健用食品(トクホ)全商品につき,景品表示法に基づく措置命令を出しました。トクホに対する景表法の適用は初めてとのことです。
同社の商品は,トクホとして許可を受けていましたが,その後,同社が品質管理を怠るなどし,許可要件を満たさなくなっており,この点が,同法5条1号の優良誤認にあたると判断されました。今後,課徴金納付命令が出る可能性もあります。
日本サプリメントは平成13年以降,サプリメントや粉末飲料など合わせて8つの商品でトクホの審査を受け,「血圧が高めの方に適している」「糖の吸収をおだやかにする」といった効果を表示することが許可されていましたが,昨年9月,成分が届け出どおりに含まれていないことが明らかになっていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170214/k10010876601000.html