東洋ゴム工業は,2月7日,船舶のバルブに使われる「シートリング」と呼ばれる産業用ゴムを巡り,子会社の社員が,8年間にわたり必要な頻度の検査を行わず製品を出荷していたと発表しました。東洋ゴムの製品に関する不正行為が発覚するのは,断熱パネルや免震ゴムなどに続き4度目となります。
また,同社は,2月15日,平成28年12月期連結決算において,免震ゴム性能偽装関連の特別損失を667億円計上したことを公表しました。今回で,免震ゴムの性能偽装問題が発覚した平成27年12月期からの特別損失の累計は1134億円となりました。