ジーンズメイトは,昨年12月29日,小売店舗の貸主より提起されていた建物明渡請求訴訟について調停が成立したことを発表しました。
ジーンズメイトが公表した資料によりますと,調停へと至る経緯は次の通りです。
すなわち,ジーンズメイトに対し,小売店舗用の建物の貸主である日本殖産興業株式会社が,耐震強度不足のため建物の建て替えが必要と判断し,賃貸借契約の満了をもって契約の更新を拒絶,その後明け渡しを求めて提訴しました(平成27年1月14日付)。それに対しジーンズメイトは,耐震補強工事による賃貸借契約の更新や明け渡した際の逸失利益に対する賠償等を主張したところ,日本殖産の申し出により,調停へと手続が移行し,最終的に平成28年12月26日付の調停調書が作成され,調停が成立したとのことです。成立した調停の内容は,ジーンズメイトが平成29年5月31日までに店舗を明け渡すのと引き換えに,日本殖産がジーンズメイトに対し,和解金1億5000万円からジーンズメイトが負担すべき撤去費用等を相殺した金額を同日までに支払うというものです。
http://www.jeansmate.co.jp/data/uploads/ir/2016/12/release_20161229.pdf