航空会社のスカイマーク株式会社は，すべての再生債権への弁済が完了する見通しとなったため，３月２８日，東京地方裁判所より同日付けで，監督命令の取消決定及び民事再生手続の終結決定が出されたことを公表しました。
同社は，認可されていた再生計画に基づき100%減資の手続と，スポンサーによる合計 180 億 円の募集株式の払込み手続を実施し，その上で，上記 180 億円を再生債権等に対する弁済原資とし，同再生計画に基づく弁済を実施してきました。なお，確定債権総額約 1,543 億円に対し，弁済総額は約 161 億円(100 万円までの再生債権部分は100%弁済，100 万円 を超える再生債権部分への弁済率は約 10.38％)となったとのことです。
また，決定と同日付けで，平成２８年から同３０年までの中期経営計画を策定したことも公表しています。