報道によりますと,14日,ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の株式を保有する278の法人株主らは,排ガス不正問題による株価下落が原因で損害を被ったとして,同社に計約32億ユーロ(約4000億円)の損害賠償を求める訴訟をドイツ北部ブラウンシュワイクの地方裁判所に提起しました。排ガス不正問題を巡ってVWに巨額の損害賠償を求めた訴訟は,ドイツでは初めてとのことです。原告には,米国のカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)やドイツ損害保険大手アリアンツの資産運用会社のほか,日本の企業も含まれているとのことですが,日本の企業について具体的な名前は報じられていません。