不適切会計問題によって株価が下落し,損害を受けたとして,関東などの個人株主50人が同社と西田厚聡元社長ら元役員5人に総額約3億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日,東京地裁(金子直史裁判長)で開かれ,元役員側全員が請求棄却を求めました。先月19日に大阪地裁で開かれた同様の訴訟の第一回口頭弁論においても,元役員側全員が請求棄却を求めていました。
報道によれば,元役員側は答弁書において,不適切な会計と株価下落に因果関係はないとの反論や,一部の元役員については,違法な利益水増しをしたり,知りながら容認したりしたことはないとして故意及び過失を否定する反論が出されているとのことです。