韓国公正取引委員会は，２月２４日，平成２０年に行われた特定顧客向け自動車用スターターの一部入札に関し，韓国の独占規制及び公正取引に関する法律（韓国独占禁止法）に違反する行為があったとして，三菱電機に対し，是正措置及び課徴金６億３０００万ウォン（平成２８年１月末レートで約６３００万円）の支払い を命じる決定をしたことが報道されています。なお，決定においては，デンソーについても違反行為への関与が認定されていますが，同社は，調査の開始以前にすでに違反の疑いがある行為を取りやめていたことや，自動車用スターターに関して韓国公正取引委員会に対して減免申請を行い，その要件の充足が認められたことから，是正措置および課徴金賦課のいずれも免除されています。
