公正取引委員会は、10日、北海道内の農協などが発注する穀物乾燥・貯蔵施設の建設工事で談合を繰り返したとして、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、農業用機械製造大手の井関農機(愛媛県)やサタケ(東京都)など計6社に、総額6億7151万円の課徴金納付命令と、再発防止を求める排除措置命令を出しました。公取委によると、談合があったのは2011年4月〜14年7月、道内の農協や自治体が発注した計約50件(契約総額168億円)の穀物乾燥・貯蔵施設の新設・補修工事とのことです。
公正取引委員会「農業協同組合等が北海道の区域において発注する穀物の乾燥・調製・貯蔵施設等の製造請負工事等の施工業者に対する排除措置命令及び課徴金納付命令について」