報道等によりますと,電機・電子製品商社の立花エレテックが,LED製品に関し虚偽の内容を公表されたとして日亜化学工業に損害賠償を求めた訴訟で,最高裁第3小法廷(木内道祥裁判長)は,1月24日付で,立花エレテックの上告を受理しない決定をしたとのことです。これにより,立花エレテックの請求が棄却された控訴審判決が確定することになります。
控訴審判決によると,日亜化学工業が2011年,同社の特許権を侵害した台湾製の白色LEDを立花エレテックが輸入・販売していると公表したのに対し,立花側が事実でないと主張し,日亜化学に対して損害賠償請求訴訟を提起していました。一審大阪地裁判決は,公表内容が事実でないと認め,日亜化学工業に110万円の支払いを命じましたが,二審の知財高裁は,立花エレテックのホームページの記載内容から,特許権侵害の製品を輸入・販売していると日亜化学工業が考えたのも無理はないとして,請求を棄却していました。
http://www.sankei.com/west/news/170126/wst1701260079-n1.html