日産自動車は,10月6日,資格がない従業員が完成車検査をしていた問題で,「ノート」「セレナ」など計38車種約116万台(2014年1月~17年9月製造)について国土交通省にリコールを届け出ました。
道路運送車両法に基づく通達では,出荷前に完成車検査を担当するのは,社内で認定された検査員と規定していますが,日産の工場では,社内の資格テストに合格していない「補助検査員」も完成検査に携わっていました。
また,日産では,書類上は有資格者が検査を担当したように偽装され,有資格者の判子が押されていたことも判明しており,国土交通省による完成車工場の立ち入り調査によると,無資格検査が3年以上前から横行していたともみられています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22001850W7A001C1EA1000/