当事務所の加藤真朗弁護士が編集代表をつとめ、太井徹弁護士、吉田真也弁護士、佐野千誉弁護士、金子真大弁護士、坂本龍亮弁護士、杉田朋希弁護士、浅井佑太弁護士が執筆に参加しております「相続人・相続分 調査・確定のチェックポイント」が、平成31年2月中旬に新日本法規出版より出版されました。
相続実務を処理する前提として不可欠な「相続人」「相続分」の判断について、相続開始時の別、特別受益・寄与分の有無など影響を与える事情を含め、具体的な事例に基づき解説した書籍となっております。
相続調査・確定の手順と税務上のポイントを「チェックポイント」で、調査・確定に必要となる具体的な資料と確認するべき内容を「チェックする資料」で示すなど、各事例に則して論点をわかりやすく掲げているほか、実務の参考となる裁判例についても、ケーススタディとして解説しております。また、併せて平成30年相続法改正についても解説するなど幅広いニーズに対応した一冊となっております。
相続件数も急増局面を迎えており、今後ますます弁護士として直面するであろう多様な相続事案において、是非参考としていただきたい一冊となっておりますので、ご興味をお持ちいただいた方には是非手に取っていただければと思います。
目次
第1編 相続人等の調査・確定
第1章 相続手続を開始するための調査・手続
第2章 遺言の調査・確定
第3章 相続人の調査・確定
第1節 現行法における相続人の調査・確定
第2編 相続分等の調査・確定
第1章 法定相続分の調査・確定
第1節 現行法における法定相続分の調査・確定
第2節 旧法下において発生した相続における法定相続分の調査・確定
第2章 遺言がある場合の相続分の調査・確定
第3章 寄与分の調査・確定
第4章 特別受益の調査・確定
第5章 遺留分の調査・確定
第6章 相続分の譲渡・放棄の調査・確定
第3編 相続開始時別の相続人の確定と相続分(事例解説)
第1章 明治31年7月15日以前の相続開始(遺産相続)
第2章 明治31年7月15日以前の相続開始(家督相続)
第3章 明治31年7月16日から昭和22年5月2日までの間の相続開始(遺産相続)
第4章 明治31年7月16日から昭和22年5月2日までの間の相続開始(家督相続)
第5章 昭和22年5月3日から昭和22年12月31日までの間の相続開始
第6章 昭和23年1月1日から昭和55年12月31日までの間の相続開始
第7章 昭和56年1月1日から平成25年9月4日までの間の相続開始
第4編 被相続人が外国人の場合の相続人の確定と相続分
附録
○平成30年相続法改正の概要
○相続税の変遷(シャウプ勧告(昭和24年)以後)
索引
○判例年次索引