出版社:中央経済社
本書は、内部統制システムの構築・運営に関する取締役等の責任のうち、法的側面について検討するものである。
事例として判例の分析を重視し、取締役等の具体的な行動基準を統一的に明らかにすることを目的としている。「予見可能性」「結果回避義務」の視点から、司法判断を検討し整理することにより、取締役等の法的責任のあり方を明らかにしようとするものである。
目次
序 章
第1章 内部統制システムの意義と目的
第2章 内部統制システムに関する義務を負う者
第3章 内部統制システムの法的水準
第4章 不実開示の防止と内部統制システム
第5章 法令違反行為と取締役の責任
終 章