編者:榊素寬、古川朋雄、宮﨑裕介
出版社:商事法務
近藤光男先生の古稀をお祝いして編まれた記念論文集
コーポレート・ガバナンスについて先鞭をつけた近藤光男先生(神戸大学名誉教授)の学問的薫陶を受けた研究者・実務家31名が、会社法に関するテーマを中心に問題意識あふれる貴重な論文を寄稿。
主要目次
- 「新株発行の規律」 志谷 匡史
- 「株主間・会社株主間契約による利害調整と課題の検討」 今川 嘉文
- 「会社法制のデジタル化の行方」 加藤 貴仁
- 「株主優待制度と株主平等原則」 中山 秀木
- 「株主提案と累積投票」 川口 恭弘
- 「株主による取締役の解任について」 梅津 昭彦
- 「取締役解任の正当理由の意義」 古川 朋雄
- 「業務上の決定権限の委譲について」 小松 卓也
- 「中国会社法2023年改正におけるコーポレートガバナンスの強化について」 梁 爽
- 「取締役の忠実義務違反に経営判断原則は適用されるべきか」 黒沼 悦郎
- 「会社の法令違反行為と取締役の任務懈怠責任」 伊勢田 道仁
- 「サイバーセキュリティと米国取締役の責任」 釜田 薫子
- 「開示書類の虚偽記載と取締役の責任」 下中 和人
- 「株主代表訴訟と監査役等の責務」 加藤 真朗
- 「代表型会社関連訴訟の和解と適切代表性」 板持 研吾
- 「AIと会社経営者の責任」 李 龍
- 「市場買付けによる敵対的企業買収に対する防衛策とRevlon基準の重要性」 楠元 純一郎
- 「米国投資会社における買収防衛策導入の適法性を巡る近時の論争について」 清水 真人
- 「LLCのガバナンス」 松原 正至
- 「De-SPACにおける株主の意思決定」 飯田 秀総
- 「SPACの歴史的経緯と米国の議論 永江 亘
- インデックス・ファンドにおけるインデックス・プロバイダーの役割と法的地位」 行澤 一人
- 「非財務情報の正確性確保」 熊代 拓馬
- 「株主の情報収集権に関する覚書」 行岡 睦彦
- 「有価証券報告書等の虚偽記載に係る取締役の「相当な注意」の意義」 藤林 大地
- 「第三者割当に係る情報開示の検討」 濱村 実子
- 「アメリカにおけるインサイダー取引規制と情報受領者の責任に関する基礎的理論の展開」 宮崎 裕介
- 「米国プライベート・ファンド・アドバイザー規制の最近の動向」 石田 眞得
- 「リスクテイク行動と株主の責任にみる銀行のコーポレート・ガバナンス」 前原 信夫
- 「D&O保険における構造的な利害対立と約款による対応」 榊 素寛
- 「米国D&O保険契約の準拠法に関する一考察」 木村 健登
- 近藤光男先生略歴
- 近藤光男先生著作目録
- あとがき